「なんでそんなに英語の勉強を頑張っているの?」
「なんで900点超えてるのに、TOEICの勉強を続けてるの?」
こんなことをよく言われます。
「なんでそんなに英語の勉強を頑張っているの?」と聞かれたとき、私はさっと「〜だから勉強しているんだよ」と答えることができません。
そんなわけで、「よくわからないけど、趣味みたいものだから?」と適当に答えることが多いです笑
なぜ適当に答えるかというと、英語の勉強を続ける理由がたくさんあるので、いちいち答えるのがめんどくさいからです笑
また、真剣に話そうとすると、自分がここまでどんな生き方をしてきたのかについても話さなければいけないので、とてもではないですが、雑談で話し切れません。
話すのはめんどくさいですが、勉強を続ける理由がたくさんあることで、2年間以上もTOEICだけに限らず、毎日英語の勉強を続けてこられたのだと思います。
また、第二言語習得論の観点から見ても、英語学習をする目的は複数あった方がいいと言われています。
逆に英語学習の目的がなかったり、1つだけだったとすると、長期に渡って英語学習を続けるのは難しくなってしまいます。
そのため、どの参考書を使って、どの勉強法を使って勉強をするのかよりも、まず何で英語の勉強をするのか?について真剣に考えることが、長期に渡って英語学習を継続するコツになります。
私の経験が良い例になると思うので、少し紹介させていただきます。
私は一度、当時目標としていた大学の春休みに入るまでにTOEICスコアに(730点)を達成できず、挫折をしてしまい、2ヶ月間TOEICの勉強はおろか、全く英語の勉強をしていなかった時期がありました。
私がなぜTOEIC730点を達成したかったかというと、大学の必修である英語の授業が免除され、単位がもらえるのに加えて、確か1万円くらいお金がもらえたからです笑
そのためだけに、1年生の間はTOEICの勉強を続けていました。
単位免除の申請には期限があり、どうしてもその前には730点を取らなければいけませんでした。
しかし、期限前の最後のTOEICテストの結果は720点で、私は単位の免除をすることができませんでした。
あと10点という悔しさもありましたが、それと同時に、自分の中で一本の張り詰めていた糸がプツンと切れたかのように、TOEICに対する熱が急に無くなってしまいました。
それから大学は春休みに入ってのですが、その間の約2ヶ月間は、バイトをしたり遊んだり、ゲームをしたりしていました。
勉強する目的が1つだけだと、それを達成したと、また決められた期間までに達成できなかった時、勉強に対するモチベーションが急に下がってしまうことが多くあります。
高校受験や大学受験の前は、試験までは毎日のように勉強をしていたのに、受験が終わった途端に、急に勉強を辞めてしまうのも似たようなものだと思います。
勉強をする目的が1つだけ、特にそれが合格か不合格か、また〇〇点を達成するなど結果を求めるものだと、長期に渡って勉強を続けるのは難しくなってしまいます。
私がTOEICの勉強を再開したのは、春休みが明けでした。
勉強を再開するきっかけとなったのは、全く勉強をしない生活を送っていた自分に、「本当にこのままでいいのだろうか?」と疑問が湧いてきたことでした。
「確かに、目標であった730点を達成することはできなかったけれど、TOEICの勉強をこのまま辞めてしまっていいのか?」
「そーいえば、これまでの人生、サッカー・野球・テニスとか色んなことに挑戦してみたものの、どれも途中で投げ出してしまってばかりだったな」
こんな風に自分のこれまでの人生を真剣に振り返りました。
その結果、「このままTOEICの勉強を辞めてしまっては、今までと同じだし、何よりも今の自分はダサいな。」「今までの中途半端な自分を変えたい!」という結論に至ったため、TOEICの勉強を再開することができました。
また「せっかくだから満点を狙ってみよう!」ということで、その時から私の目標はTOEIC990点を達成することになりました。
この時期に、モチベーションを保つ目的でブログも始めました。
個人的には、ブログを通して、色んな方に「参考になります!」と言っていただけたことや、お金を稼げるようになったこともあり、英語学習に対するモチベーションを上げるのに大きく役に立っていると思います。
それから勉強を続けていくうちに、だんだんと自分のスコアが伸びていくことに喜びを感じ、TOEICが好きになっていくとともに、英語自体も好きになっていきました。
その影響もあり、フィリピンで1カ月間、語学留学をすることにもつながったのだと思います。
また、勉強を再開して約1年半後にTOEIC900点を達成した時から、TOEICを教える仕事をしたいと思うようになりました。
さらに、参考書を使って勉強をしていく中で、自分のこの参考書の著者のように、学習者の役に立つ参考書を作りたい!という憧れも出てきました。
ここまでのおおざっぱに勉強再開後について書いてきましたが、私の英語学習に対する目的をまとめると、
①TOEIC990点を取りたい。
②今までの中途半端な自分を変えたい。
③TOEIC・英語が好き
④TOEICや英語を教えることでお金が稼げるようになりたい。
⑤参考書を出版したい
現在考えられるものだけでも、最低で5つあります。
730点だけを目指していた時とは大違いですし、勉強を再開してからTOEICスコアの停滞期を2回ほど経験しているのですが、スコアの停滞期の中でも勉強を継続できたのは、スコア以外の目的があったからだと思います。
糸を使って重い箱を持ち上げようとしたとします。
糸が1本しかない場合、その1本が切れてしまったら、箱はすぐに落ちてしまいます。
しかし、何本も糸があれば、たとえ1本が切れてしまっても、残りの糸で持ち上げることができます。
そして、他の糸でカバーして持ち上げている間に、切れてしまった糸を修復することができます。
英語学習も同じように、複数の目的があれば、合格できなかった、スコアが下がってしまったといったことでモチベーションがゼロになることを防ぐことができます。
また、勉強を続けているうちに、次は合格するぞ、〇〇点を達成するぞとモチベーションが自然と復活していきます。
英語学習をする目的は、何でも大丈夫です。
お金、モテたいなど一般的に不純だと考えられているものでも、英語が話せるようになりたい、英語を使って仕事がしたい、また私のようにTOEICが好きだから、TOEICの勉強を通して、自分の人生を大きく変えたいなど。
何でも良いので、自分が考えられるたくさんの目的を挙げてください。
最初のうちは、考えた目的もすぐに頭から消えてしまうかもしれません。
なので、英語の勉強を始める前、またなかなかやる気が起きないときなど、何回でも自分が考えた目的を意識してみてください!
そのうち、思い出そうとしなくても、自然と目的を意識することができ、英語学習を長く継続させることができるようになります。
この記事が、英語学習に対するモチベーションで悩んでいる方に少しでも参考になれば幸いです。
というわけで、今回はここら辺で終わりにしたいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
では皆さん、一緒に勉強頑張っていきましょう!!!
Twitter:@TToeic990