どーもー、タケシです!
今回は、早川幸治さん著の『TOEICL&Rテストスコアアップの奥義』を紹介していきます!
『TOEICL&Rテストスコアアップの奥義』では、本のタイトル通り、TOEICL&Rテストのスコアをあげるための方法がのっています。
表紙に「テクニックを超えろ!」と大きく書かれているので、少し内容の予想ができそうですね笑
とはいえ、テクニックに頼るなとだけ書かれているわけではなく、勉強法やそのほかにも役に立つ情報がたくさん書かれていました。
というわけで今回は、実際に私が『TOEICL&Rテストスコアアップの奥義』を読んで、特に共感したところを紹介していきます!
・TOEICテストのスコアアップに必要な力とは?
TOEICテストのスコアをアップさせるために必要な力とは何でしょうか?
『TOEICL&Rテストスコアアップの奥義』の中では、このように書かれています。
TOEICL&Rテストのスコアアップに必要な力は3つあります。
それは「英語力」「情報処理能力」そして「対策力」です。
TOEICL&Rテストは英語の試験なので、まず英語力が必要です。
一昔前は、そこまで英語力が高くなくとも、テクニックさえ学べば、自分の英語力以上のスコアが取れたときもありましたが、新形式になってからTOEICL&Rテストの問題の難易度が段々と上がってきており、以前のようなテクニック重視の解き方ではスコアを伸ばすのが難しくなっています。
そのため、素の英語力を上げる必要があります。
2点目として挙げられているのは、「情報処理能力」です。
TOEICはリスニング、リーディング合わせて200問も問題数があります。
200問を2時間の間で解かなければいけません。
2時間も試験時間があるのかと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に解いてみると時間が全然足りません笑
実際にTOEIC上級者の方でさえ、受験した回の難易度によっては最後まで解き終えるので精一杯といったこともあります。
そのため、TOEICL&Rテストでは、限られた時間の中で、正確に速く問題を解いていくことが求められます。
特にリーディングパートでは、この情報処理能力が求められるのですが、リーディングパートが最後まで解き終わらないという方には、1つ目の英語力か情報処理能力が足りないと考えられます。
単語や文法知識が身についていないがために、文章の内容が理解できず、問題を解くことができないという方は英語力が足りません。
逆に、英文に出てくる単語は何となくわかっているけれど、思い出すのに時間がかかったり、速く読めないといった方は情報処理能力が足りません。
最後に挙げられているのは、「対策力」ですが、これはTOEICの解き方や傾向を学ぶことです。
TOEICも試験なので、ある程度傾向があります。
そのため、TOEICの解き方を学ぶことは、スコアアップをする上で大切なことです。
代表的な例を挙げると、パート3・4の先読みです。
問題の音声が始まる前に、質問文と選択肢を先に読んでおくことで、何が問われるかを頭に入れた状態で音声を聞くことによって、問題が解きやすくなります。
先読みの他にも、時間配分なども大切な知識です。
私のブログでは、先読みと時間配分について別に記事で詳しく紹介しているので、気になった方はこちらから読んでください!
・TOEIC対策がスコアアップの妨げになる!?
TOEICを受け続けていると、勉強はしているのにスコアがなかなか上がらない期間があります。
スコアの停滞期とよく言われていますが、その原因は何なのでしょうか?
『TOEICL&Rテストスコアアプの奥義』では、特に800点以上がなかなか超えられない向けに、このように書かれています。
高得点者は気づかないうちに「TOEIC対策」が足かせとなって、スコアアップが妨げられることが多々あります。
TOEIC対策がスコアアップの妨げになる?と疑問に思った方もいるかもしれません。
先ほどスコアアップに必要な力にも対策力が上がっている通り、TOEIC対策はとても大切です。
しかし、TOEIC対策だけに頼ってしまっていては、800点・900点以上を達成するのは難しいです。
本番で問題を解くときに、TOEIC対策に頼りすぎてしまうがゆえに、問題の答えになるヒントだけをキャッチしようとしてしまい、内容をあまり理解しないまま解いてしまう。
それでは、800点・900点以上を達成することはできません。
新形式になってから、TOEICの問題も難しくなり、特にパート2やパート3・4の意図問題など、内容をしっかりと理解していないと解けない問題が出題されるようになってきました。
特に900点以上を目指してるのであれば、内容をしっかりと理解していないと解けない問題も正解していく必要があります。
そのため、800点・900点以上を目指していくのであれば、TOEIC対策だけに頼るのではなく、内容をしっかりと理解する練習をすることが大切です。
練習方法の例として、パート3・4を先読みをせずに解くというのがあります。
以前、私のブログでも先読みをせずにパート3・4を解く練習法が800点以上を目指している方に役に立つという記事を書いていることもあり、この練習法は本当にオススメです。
私の記事では、特に本番で先読みができなかった場合に、焦らないためにも普段から先読みに頼らない練習をすることが必要だという内容で書いていたのですが、先読みをしないでTOEICの問題を解くことで、先読みの情報に惑わされることなく、音声の内容だけに集中することができます。
そのため、内容をしっかりと理解しながら聞くことができます。
先読みをしないと不安だという気持ちもありますが、やってみると、音声を聞くことがだけに集中することができるため、内容がより理解でき、案外正解を選ぶことができます。
もちろん、本番では先読みをすることがオススメですが、普段の勉強で内容の理解を意識しながら問題を解くことで、本番でも内容を理解する意識をすることができます。
・TOEICスコアアップがもたらすものとは?
TOEICL&Rテストで800点以上を達成した方の中でも、多くの方が「800点以上だからといって、英語がペラペラになれるわけではない」と。
実際に私も同じように感じました笑
では、TOEICスコアを上げることに意味とは何でしょうか?
「TOEICL&Rテストスコアアップの奥義」では、TOEICスコアアップがもたらすものとして、次の3つが挙げられています。
私が講座やセミナーのたくさんの受講生を見てきて、スコアアップがもたらすものとして確信していることが3つあります。
それが、「英語環境」と「自信」、そして「上達のプロセス」です。
英語環境は、実際に働いている方に多く当てはまると思います。
TOEICのスコアが上がったことによって、英語を使う部署に異動になったり、海外に赴任することになったりと、英語を使う環境を手に入れることができます。
また、TOEICスコアを上げることにより、「自分でも出来るんだ」と自信を持つことができるようになります。
実際に私は、高校生の時は特に英語が一番苦手で、偏差値も高校2年生の終わりではわずか31しかありませんでした。
大学受験に向けて必死に勉強するも、偏差値は最高で40程度までしか上がらず、センター試験では110点くらいしか取ることができませんでした。
その時点では、自分に英語は向いていないなと思っていたのですが、大学入学後、TOEICの勉強を始めてから、800点・900点と達成していくにつれて、たとえ、最初は苦手でできなかったとしても、継続して勉強していけば、自分でもできるようになるんだという自信を持つことができました。
最後に、上達のプロセスですが、「TOEICL&Rテストスコアアップの奥義」の中では、全ての上達に共通のプロセスとして、「見本」を「日常的」に「反復」することと書かれています。
TOEICの問題を解き、現状の力を確認して、不正解の問題については解説を読んで、正解の理由や解答のプロセスを学ぶことが見本に相当します。
そして、間違えた問題を復習したり、音読やシャドーイングを繰り替えすことで、上達につなげることができます。
このように、TOEICスコアアップによって、上達のプロセスを身に付けることができ、このプロセスはTOEICの勉強だけでなく、色んなことに応用することができます。
まとめ
「TOEICL&Rテストスコアアップの奥義」の紹介は以上です!
「TOEICL&Rテストスコアアップの奥義」では、今回紹介したこと以外にも、スコアアップに役立つ勉強法や単語の覚え方、最初の方でも少し触れた、本番で2時間解いても疲れない戦略、最後には早川幸司さんオススメの参考書など、役に立つ情報がたくさんのっています。
特に、800点以上をなかなか達成できずに悩んでいる方にとっては、役に立つ書籍だと思うので、よろしければ読んでみてください!
というわけで、今回はここら辺で終わりにしたいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
では皆さん、一緒に勉強頑張っていきましょう!!!
Twitter:@TToeic990