私は、DMM英会話を使って、だいたい、週5日、1日に25分のレッスンを1回受けています。
1日25分でも、2年くらい続けていれば、それなりに上達するもので、英検1級の2次試験を合格できるレベルまで、スピーキングが成長しました。
また、最近は、自分の言いたいことが英語でスラスラ言えると実感することができています。
もちろん、話の内容によっては、日本語ですら意見が思い浮かばないため、意見を言えなくなってしまうのですが、日本語は出てくるのに英語で話せないということは、ほとんどなくなりました。
最近、自分の言いたいことがスラスラ英語で言えるようになってきたと、オンライン英会話を受けていて感じる😊
1日25分しかオンライン英会話は受けていないのに、スピーキング力が向上しているのは、洋書を読んだりシャドーイングしたり、インプットを欠かさずやっているおかげだと思う。— タケシ@トイッカー&ブロガー (@TToeic990) September 8, 2019
なぜ自分が、自分の言いたいことを英語でスラスラ言えるようになったのだろう?
考えた結果、インプットをしっかりと行なっていることが関係しているのではないかという結論に至りました。
私は、1日にだいたい3~5時間ほど英語学習をしています。
その中で、オンライン英会話はたったの25分間なので、決してスピーキング中心、アウトプット中心の勉強スタイルではありません。
では残りの時間は何をしているのか?
主に、シャドーイングをしたり、最近では洋書を読んだり、海外ドラマを観ています。
少し前は、洋書ではなく、TOEICの問題を使って、シャドーイング・音読をしていました。
そのため、私の勉強スタイルはインプット中心の勉強です。
第二言語習得研究という、第二言語を習得する過程を研究している学問の世界でも、インプットは必要不可欠だと言われています。
単純に考えても、インプットが全くない状態では、アウトプットをするときに使う知識がないので、インプットをやらずにアウトプットだけをやっていても意味がないことはわかります。
もし、インプットがなぜ大切なのか、インプットの質を高くする方法など、もっと詳しく知りたい方は、『英語学習のメカニズム』という本がわかりやすくまとめられているので、ぜひ読んでみてください!
もしかすると、このように考えている方もいらっしゃるかもしれません。
「学校の英語教育だけでは英語は話せるようにならない。学校では読むことばかり、和訳ばかりで実際に英語を話す機会がない。だからもっと英語を話す時間を増やすべきだ。」
この考えは、半分はあっていて、半分は間違っているというのが私の意見です。
実際に英語を話す機会(アウトプット)の機会がないから英語は話せるようにならないという部分は、正しいです。
やはり英語が話せるようになりたかったら、話す練習はしなくてはいけません。
なぜ、半分は間違っているのか?
それは、学校の英語教育では、インプットの量も圧倒的に不足しているからです。
幼児は、5歳になるまでに、母国語のインプットを17000時間以上のインプットを受けていると言われています。
では、すでに日本語を習得している私たちが、英語を習得するためには17,000時間以上のインプットを受ける必要があるのか?
第二言語を習得する際には、17,000時間も必要ではありません笑
ではどれだけの時間が必要なのか?
日本人が英語を習得するのにかかると言われている時間は、2200時間と言われています。(諸説あります。)
しかし、一般的な日本人が小〜大学生までの平均的な英語学習時間は、1000〜1200時間ほどです。
1200時間のうち、ほとんどが学校の授業が占めているわけですが、実際に、英語の授業中はずっと英語に触れているわけではありませんよね?
また、私も経験がありますが、本文を和訳するという作業はインプットの中には含まれません。
ということを考えると、実際には1200時間よりも少ないと考えられます。
この記事は、日本の英語教育を批判するものではないので、この辺で止めておきますが、これまでの英語学習ではインプットですら、圧倒的に不足していたということをわかっていただけると嬉しいです。
英語を習得するための必要な勉強時間2,200時間は、インプットとアウトプットを合わせてです。
残念ながら、実際にインプットを何時間、アウトプットを何時間やれば良いのかという、明確な数字はわかっていません。
第二言語習得を研究されていている、白井恭弘さんは、『言語はどのように学ばれるのか』の中で、大量のインプットと適量のインプットを推奨されています。
私自身、第二言語取得研究についての本を5冊以上読んできましたが、どれも大量のインプットが必要であるという点では変わりはありませんでした。
そのため、学校教育の経験からインプットだけではダメで、話す時間を増やさなければという考えが強く、インプットを軽視してしまう勉強を続けてしまうは避けるべきです。
インプットの教材選びの2つのポイント(上級者は3つ)!
最後にインプットの教材選びのポイントを紹介します。
インプットの教材選びのポイントは、次の2つです!(上級者は3つ)
①理解可能である
②自分の興味・関心に関連している
③上級者は生の英語を取り入れる
まず自分が理解することが可能かが大切です。
とはいえ、あまりにも易しすぎるものでもダメです。
インプット教材の適切なレベルは、自分の現在の英語力+1だと言われてしまう。
すなわち、自分の現在の英語力と比べて、少しだけ難しい教材を選ぶということです。
次に、自分の興味・関心に関連のある教材を選ぶことが大切です。
面白くないものをずっと読んだり聞いたりしても、やる気が出ません。
なので、自分の興味のあることを、好きなことを英語で学ぶことが一番です。
私は、洋書を選ぶときに、自分が学びたいことが書かれている本を選んでいます。
最後に上級者向けにですが、生の英語を使った教材にチャレンジすることが、さらに英語を上達させるには役に立ちます。
これは、特にスピーキングではなく、リスニング力を向上させるためです。
TOEICなどのリスニング問題の音声は、試験として使うため、もともと用意された原稿を読み上げています。
そのため、聞き取りやすいです。
しかし、実際の英会話では、相手はTOEICのリスニング問題のように、正確無比で一定のスピードで、また全く雑音も無いなんてことはありません。
そのため、実際の会話でも、相手の言っていることを聞き取れるようになりたいという方は、生の英語を使って教材を使うのがオススメです。
私のオススメは、海外ドラマです。
海外ドラマだと楽しみながら英語を学ぶことができます。
他にも、インタビューを録音したものを教材化している参考書も多く売られています。
今回の記事は以上です。
この記事では、インプットが大切だということを書いてきましたが、やはりアウトプットの時間も大切です。
そのため、オンライン英会話のように1日に25分間くらいのレッスンが、インプットの時間も確保できて、アウトプットも毎日できるので、スピーキングを上達させるためのインプットとアウトプットのバランスを保つのに、良いと思います。
私が使っているDMM英会話はこちら!
今回の記事では、インプットの質を高めるためのポイントについては書いていません。
インプットの質を高めるためのポイントを書こうとすると、それだけで1記事分の長さになってしまいそうなので、次回以降の記事で詳しく紹介していきます。
今回は、とにかくインプットの重要性がわかっていただければ幸いです。
というわけで、今回はここら辺で終わりにしたいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
では皆さん、一緒に勉強頑張っていきましょう!!!
Twitter:@TToeic990