長期に渡って英語学習を継続させるためには、それをするだけの価値のある明確な目標を持っていることが大切です。
この目標を設定する際に役に立つのが、SMARTという考え方です。
SMARTとは、Specific(明確な)・ Measurable(測定可能な), Achievable&Realistic(現実可能な),Time-bound(期限内に達成可能な)の5つの単語の頭文字をとったものです。
この考え方自体は、私が大学1年生の時に読んだ、『ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法』という本から得たものです。
※SMARTを構成する単語に関しては、調べると色んなパターンが出てきますが、この記事では『ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法』に書かれているものを基準にして書いていきます。
今回の記事では、SMARTをどうやって英語学習に結びつけて考えるのか、またSMARTに加えて、私が最も大切だと考えていること(+α)について紹介していきます!
目次
Specific(明確な)×英語学習
Specific(明確な)を言い換えると、具体的なということです。
そのため、ただ漠然と英語ができるようになりたいと目標を設定するよりも、
「TOEIC600点を取る」
「TOEIC900点を取る」
「英検1級に合格する」
「海外ドラマを英語の音声で観れるようになる」
「英語で行われる会議で自分の意見を英語でしっかりと言えるようになる」
「英語で論文が書けるようになりたい」
など、単に英語ができるようになるよりも、もっと具体的な目標を立てることが大切です。
目標をより具体的にすることで、自分が何をするべきかが決まってきます。
例えば、TOEICのスコアが欲しい人と英検に合格したい人では、同じ英語の勉強でも使う参考書に違いがあります。
また、「英語で行われる会議で自分の意見を英語でしっかりと言えるようになる」と目標を設定した方は、もちろん、資料を読んだり、他の人の意見を理解するためにも、リーディングとリスニングの勉強は必要ですが、さらに自分の意見も言えるようになるために、スピーキングの練習も必要です。
「英語で論文が書けるようになりたい」という方であれば、ライティングの勉強が必要です。
このように、目標をSpecific(明確な)にすることによって、自分のやるべきことも自ずと見えてきます。
個人的に、Specific(明確な)がSMARTの中では一番大切な部分だと考えています。
Measurable(測定可能な)×英語学習
数字は、一番わかりやすく、簡単にモチベーションを高めてくれます。
測定できない目標に向かって進むのは、ゴールの見えない道を進むような感覚です。
測定可能な目標を立てることで、今の自分がゴールまで、どれくらい距離があるのかを把握することができます。
また、ゴールに向かう途中、自分の成長が数値化されると、モチベーションを保ちやすくなります。
Measurable(測定可能な)目標の例としては、
TOEIC600点を取る
英検1級に合格する
TOEICスピーキングテストで180点をとる
TOEICライティングテストで180点をとる
などが挙げられます。
Specific(明確な)と被っている部分がありますね。
目標を具体化する時に、資格試験を使うことによって、簡単にMeasurable(測定可能な)にすることができます。
とはいえ、英語を勉強する人の全員が資格試験を受けるわけではありません。
そのため、海外ドラマを1周で完璧に理解できるようになるなど、なるべく目標を数値化できる部分を探してみてください!
Achievable&Realistic(達成可能な)×英語学習
立てた目標が非現実的であっては、意味がありません。
極論をあげると、現在のTOIECスコアが200点の人が明日受験するTOEIC公開テストで990点を取るというのは、非現実的です。
とはいえ、私自身、このAchievable(達成可能な)の加減が一番難しいと考えています。
一見自分にはできないと思うようなことでも、それをやってのけてしまう人もいるわけです。
そのため、Achievable(達成可能な)にとらわれ過ぎてしまうと、自分の可能性も縮めてしまうことになってしまうのではないかと思います。
どこまでがAchievable(達成可能な)で、どこからがUnachievable(達成不可能な)かは、個人の感覚で決めるしかありませんが、決して、自分を低く見積もり過ぎないでください!
決して、自分が立てる目標に妥協しないでください!
Time-bound(期限内に達成可能な)×英語学習
SMARTの最後、Time-bound(期限内に達成可能な)ですが、自分の目標に制限時間をかけることは、とても大切です。
例えば、学校の夏休みの宿題。
もし、提出期限がなければ、永遠にやらずに放置するという方は多いと思います笑
高校受験・大学受験だって、その日にテストがあるから、そこに向かって勉強を頑張ることができるのです。
期限を決めずに目標を設定してしまうと、よほど自分のことを律することができる人でない限り、怠けてしまいます。
そして怠けた状態がいつまでも続いてしまうと、やがて目標を立てたことすら忘れてしまいます。
そのため、怠けて目標すら忘れてしまうことがないようにも、いつまでにこの目標を達成するというように、目標に対して制限時間を設けることが必要です。
とはいえ、先ほどのAchievable&Realistic(現実可能な)でも挙げた通り、英語が全くわからない人が1日でTOEIC満点を取るなど、非現実的な設定は避けてください笑
+αとは?
+αは、「自分自身がその目標を設定しているかどうかを考える」ということです。
自分で目標を立てているんだから当たり前じゃん!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その方はそのままで大丈夫です。
問題は、それ以外の「英語を勉強する目的が自分に向いていない人」です。
学校・会社でやらなければいけないからなど、何か外部によって強制されている勉強は、継続させるのが難しいです。
その場合は、英語を勉強することで得られることの中で、何か自分が心のそこから喜べることはないかを見つけることが必要です。
英語ができるようになる→好きな洋楽の意味がわかるようになる、女の子からモテる、給料が上がって、好きなものが買える
など、発想を広げて、英語ができるようになることで、得られるものを探してみましょう。
学校・仕事場から設定された目標は、真の自分の目標の踏み台としてしまえばいいのです。
目標が自分のためになっているかどうかは、英語学習を継続する上で、とても大切です。
今回の記事は以上です。
今まで、英語学習をなかなか継続させることができなかったという方は、ぜひこの記事を参考にして、目標を設定してみてください!
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というわけで、今回はここら辺で終わりにしたいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
では皆さん、一緒に勉強頑張っていきましょう!!!
Twitter:@TToeic990