どーもー、タケシです!
皆さんの英語学習の中で、速読をしているでしょうか?
TOEICのリーディングパートは最後まで解き終えるのが大変です。
リーディングパートが最後まで解き終わらない原因として、色々なことが考えられますが、その1つが英文を読むのが遅いということです。
そのため私は、パート7の英文を使って速読の練習を続けています。
速読を取り入れてからは、リーディングパートを最後まで解き終えられるようになり、回によっては5〜10分ほど時間が余ることもあります。
個人的には、速読を取り入れたおかげで、TOEICのリーディングパートを時間内に最後まで解き終えられるようになったので良かっと思っています。
そこで今回の記事では、私が行っている速読のやり方と速読を行う上での注意点を紹介していきます!
速読とは?
これくらいわかるは!と思われた方もいらっしゃるかもしれません笑
速読とは、読んで字のごとく、文章を速く読むということです。
文章を速く読むということは、目を左から右へ速く動かせばいいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。
目を左から右へ速く動かせたとしても、英文の内容が理解出来ていなければ意味がありません。
TOEICでは、英文の内容が理解出来ていなければ、もちろん問題を解くことができません。
英文を理解していないと、問題を解くときに英文を読み返さなければならず、余計に時間を使ってしまいます。
そのため、速読の真の目的は、英文を理解して読むスピードを上げることです!
速読=英文を理解して読むスピードを上げることを踏まえて、これから私が実際に行っているやり方と注意点について紹介していきます!
速読=英文を理解して読むスピードを上げること!
速読のやり方
私が実際に行っている速読のやり方は次の通りです!
①日本語訳と照らし合わせながら音読(黙読でも可)
②わからない単語・表現を調べる
③スラッシュリーディング(英語の語順で英文を理解するのが苦手な方向け)or精読
④倍速の音声を使ってオーバーラッピング(音声があれば)
⑤速読
※TOEICパート7の文章を使って速読することを想定しています。
これから、各段階ごとに詳しく説明していきます!
内容理解&単語・表現調べ
まずは、英文の内容を理解するために、日本語訳と照らし合わせながら、音読or黙読をします。
この時にわからない単語や表現があれば、辞書やスマホを使って調べましょう。
単語や表現を調べるとき、紙の辞書を使ったほうがいいのか?スマホでもいいのか?と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、私個人の考えとしては、意味がわかれば何でも良いです笑
とにかく意味がわかれば大丈夫です!
スマホを使って調べるのであれば、weblioが発音を確認できたり、例文ものっているのでオススメです。
ちなみに私は、ウィズダム2というアプリを使ってスマホで調べています。
ウィズダム2は有料(2900円)ですが、オフラインでも使える、発音を確認できる、例文がのっている、調べた単語の履歴を登録してくれるなど、非常に便利なので、購入して良かったと思っています。
スラッシュリーディング
英文の内容の理解、わからない単語・表現の意味調べが終わったらすぐに速読をするのではなく、速読のための下準備をします。
下準備の方法は、大きく分けでスラッシュリーディングと精読です。
スラッシュリーディングも、精読の一部だと考えられますが、この記事でわかりやすくするために別のものとして説明させていただきます。
英文を英語の語順のまま、前から理解するのが苦手な方は、スラッシュリーディングをするのが役に立ちます。
逆に、英文を前から理解することがある程度できる方は、スラッシュリーディングをせずに精読をするのがオススメなので、次の精読を読んでください!
日本語と英語では、語順が大きく異なります。
簡単な例を挙げると、
日本語:私はサッカーをします。
英語:I play soccer.
どちらの文の主語から始まっているものの、次に来る言葉が異なります。
日本語の文では動詞が最後に来ているのに対して、英語の文では主語の後にすぐ動詞が来ています。
また日本語では、主語や動詞の位置を入れ替えたとしても、相手に伝えることはできますが、英語では、主語や動詞の位置が変わると、伝わりません。
(英語での強調したい時に倒置表現が使われ、動詞が主語の前に出ることもありますが)
学校の授業などで、英文を後ろから訳すとキレイな日本語訳になると教えられた方がいらっしゃるかもしれません。
それは、日本語と英語では、語順が異なるからです。
だからといって、英文を後ろから訳しながら読んでいては、速く読むことはできませんし、TOEICの問題も解き終えることができません。
そのため、後ろから英文を訳すことから抜け出さなくてはいけません。
そこでスラッシュリーディングが役に立ちます!
スラッシュリーディングは、文節ごとにスラッシュを入れて、文を区切っていく勉強法です。
文節分けをすることによって、文の構造が理解しやすくなり、英文を前から理解して読むクセをつけることができます。
スラッシュを入れる位置ですが、次の7つを参考に入れてみてください!
①前置詞句の前後
②カンマ(,)・セミコロン(;)・コロン(:)の前
③that・whether・疑問詞節の前
④関係代名詞・関係副詞の前
⑤不定詞・分詞・動名詞の前
⑥接続詞の前
⑦主語(長い場合)
スラッシュリーディングをするときの注意点は、あまりスラッシュを入れることにこだわりすぎないことです笑
スラッシュリーディングの目的は、正しくスラッシュを入れられるようになることよりも、英文を前から理解しながら読めるようになることです。
初めは、自分が入れたスラッシュは正しいのかな?と不安に思ってしまうこともあるかもしれませんが、スラッシュを入れた文を読んでみて、違和感なく、英文を前から理解できれば大丈夫です!
精読
精読とは、知らない単語や表現・文法・文の構造、発音をチェックしながら、丁寧に読んでいくことです。
わからない単語や表現については、②の段階で調べ終わっているので、ここでやることは、文法・文の構造、発音について注意しながら英文を読んでいくことです。
最初はゆっくりでもいいので、とにかく丁寧に読んでいきます。
ここで英語の発音がわからない!という方もいらっしゃると思います。
そんな方は、発音についての参考書を1冊使うことをオススメします。
発音の勉強については、絶対にやらなければいけない!という訳ではありませんが、やっておくと、リスニング力アップにもつながるのでオススメです!
私のオススメの参考書は『英語耳』です。
『英語耳』では、各発音記号について、口の中の図を使いながら発音の方法が解説されています。
また、多くの英語学習者を悩ませる、子音+母音、子音+子音などによって起こる音声の変化についても解説されています。
他にも、私は使ったことがないのですが、『英語の発音が正しくなる本』という参考書では、発音の方法がフルカラーのイラスト・写真を使って解説されていたり、ニューヨークを拠点に、現地で暮らすたくさんの日本人の発音を指導してきた発音端正のプロと言われているモリヤマハルカさん著の『ニューヨーク発 最強英語発音メソッド』など、『英語耳』以外にも発音についての参考書は出版されています。
どの参考書を使うかは、正直好みの問題ですので、実際に本屋さんに行って中身をみてからどれを使うのかを決めるのがいいと思います!
オーバーラッピング(音声があれば)
精読が終わった後は、本格的に速読へと入っていくのですが、英文の音声がある場合は、速読の前にオーバーラッピングを行うことがオススメです!
オーバーラッピングとは、音声を聞きながら、音声の後に続いて英文を発音する練習です。
私はよくリスニング対策でオーバーラッピングを行うのですが、速読の前に1.2~1.3倍速の音声を使ってオーバーラッピングをします。
1.2~1.3倍速の音声を使ってオーバーラッピングをすることで、速読の速さに自然となれることができますし、また発音の確認もすることができます。
しかし、音声がなければオーバーラッピングはできないので、音声がない場合は諦めてください笑
最近は、リーディング対策の参考書でも、英文の音声をダウンロードできるものが増えてきているので、音声がダウンロードできるかを基準に参考書を選んでみると良いと思います!
1.2~1.3倍速に設定した理由は、サラリーマン特急の著者である、八島晶さんのセミナーに参加した時に、八島晶さんが、速読の速さは「abceed」でダウンロードできる音声の1.2~1.3倍が良いとおっしゃっていたからです。
もちろん、使う教材によって等倍の速さが違うので、必ず1.2~1.3倍というわけにはいきません。
そのため、最初はどれくらいの速さで速読をするべきかを確認するために、「abceed」に対応している参考書を使って、速読の練習をすることがオススメです。
私のオススメは、『サラリーマン特急リーディング編』・『究極のゼミ』・『精選模試』です。
それぞれ、使う目的が違う参考書なので、自分の目的に合わせて選んでみてください!
-
-
『TOEICL&RTESTサラリーマン特急新形式リーディング』を徹底レビュー!スキマ時間を有効に使いたい人にオススメ!
どーもー、タケシです! 今回は、『TOEICL&RTESTサラリーマン特急新形式リーディング』を紹介していきます! 各パートの対策に入る前の序章から度肝を抜かれました笑 そこには ...
続きを見る
-
-
『TOEICテスト新形式精選模試』レビュー&感想!公式問題集を超えた模試問題集!!!
どーもー、タケシです! 今回は、『TOEICテスト新形式精選模試』の紹介をしていきたいと思います! こちらの参考書は、リスニング、リーディング共に本番と同じ形式の100問が5セットづつ収録されています ...
続きを見る
速読
ここまできて、やっと速読です笑
速読では、スラッシュリーディングまたは精読でやってきたことを意識しながら音読をしていきます。
速読をするときは、黙読よりも音読をする方がオススメです。
理由は、黙読だと速く読もうとするあまり、雑に読んでしまうクセがついてしまう可能性があるからです。
もちろん、黙読でも丁寧にやっていれば、雑に読むクセがつく恐れはありませんが、音読の方が、実際に声に出して読むので、雑に読むクセがつく心配がないと考えています。
音読をするデメリットとしては、正しい発音を学んでいないと、間違った発音が身についてしまうことです。
そのため、少し前に発音の勉強は絶対にやらなければいけない!というわけではないと書きましたが、間違った発音のクセをつけないためにも、結局発音を学ぶのが良いのかと思います笑
黙読か音読か、どちらも雑にやってしまえば効果はありませんし、丁寧にやればしっかりと効果が出ます。
自分がどちらの方がいいのかを考えて、黙読か音読かを選んでください!
まとめ
速読のやり方については以上です!
私は実際に速読をするまでの準備に時間をかけています。
それは、速読をする時に、速く読むことだけで精一杯になってしまわないことです。
速く読むことだけに精一杯で、内容や文の構造などを理解しながら読めていなければ、ただ声を出しているだけになってしまい、効果がありません。
あくまでも目指すべきところは、速く発音できることだけではなく、理解しながら速く読めるようになることです。
速読は決して楽な勉強法ではなく、少し骨の折れる勉強に感じるかもしれませんが、ちゃんと丁寧にやれば、しっかりと効果が出る勉強法なので、英文を読むスピードが遅く悩んでいる方は、ぜひ試してみてください!
というわけで、今回はここら辺で終わりにしたいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
では皆さん、一緒に勉強頑張っていきましょう!!!
Twitter:@TToeic990