どーもー、タケシです!
今回は、メンタリスDaigoさん著の『科学的に正しい英語勉強法』を紹介していきます!
多くの方が、英語の勉強方法について悩むと思います。
ネットで英語勉強法について探してみても、本当に効果があるのか不安だと思います。
『科学的に正しい英語勉強法』はその名の通り、科学的に効果がある英語勉強法を教えてくれる本です!
・多くの日本人が英語を話せない7つの理由
他の国と比べても、日本人は英語を話すことができません。
では具体的に、多くの日本人が英語を苦手とする理由は何なのでしょか?
Daigoさんは、『科学的に正しい英語勉強法』の中で、日本人が英語を苦手としている理由として、次の7点を挙げています。
1、自信が無い
2、切羽詰まった理由がない
3、積極性がない・そもそも話しかけない
4、コンプレックスが強い
5、正しく話そうとしすぎる
6、アウトプット訓練をしていない
7、ジェスチャーが乏しい
(科学的に正しい英語勉強法)より
言語はインプットも重要ですが、アウトプットがとても重要なのに、これらの理由を見ていると、日本人が英語を苦手とする理由もわかります。
よく聞く言葉で、日本人は英語のことになるとカンペキ主義になってしまうということがあります。
カンペキ主義になってしまうために、英語を話す自信が無かったり、英語を使って話しかけることができなかったりと、色々な悪循環が生まれていると思います。
しかし、英語は使えば使うほど、より身につくものです。
もちろん、勉強を始めたばかりの時は、相手に自分の言いたいことが伝わるか不安です。
そこで役に立つのがジェスチャーです。
ジェスチャーのおかげで、英語ではうまく表現ができなかったとしても、相手に自分の言いたいことを伝えることができ、正しい表現を教えてもらうことができます。
さらに、単語を暗記するときには、大げさに手足を動かしながらなど、ジェスチャーをしながらの方が、記憶の定着率が上がるとう研究結果もあります。
・多くの人が英語勉強法に対して誤解していること
間違った勉強をしていては効果が、あまりありません。
さらに、間違った常識によって、英語学習に挑戦しなくなってしまう人もいます。
Daigoさんは『科学的に正しい英語勉強法』の中で、多くの人が英語勉強法について誤解している点について、次の5つを挙げています。
1、英語学習は若いうちに勉強した方がいい
2、英語の知識は学校英語で十分
3、繰り返し復習することで力がつく
4、英文法をまずマスターするべき
5、毎日コツコツ勉強することが大事
(科学的に正しい英語勉強法)より
新しいことを学ぶことをやめてしまうと、脳は衰えてしまいますが、また学び始めれば、学習に適した形に変化していくそうです。
この結果には驚きですね!
最近、英語は学校の授業だけで充分話せるようになる!というような本・参考書がたくさん出てきました。
しかし、実際には学校英語だけでは足りないと私も考えています。
中学・高校で使う教科書で触れることができる英単語数は、33985語だそうです。
これは、一見多いように思えますが、洋書で考えると半分ほどにしかなりません。
圧倒的に足りません。
私も、フィリピンでの留学を通して、学校レベルの知識では足りないと感じました。
さらに海外の学校では、英語の授業では、先生も英語を使って授業をするのが当たり前です。
しかし、日本のほとんどの学校は、ALTの授業以外では、日本語を使って授業をしています。
ここでも他の国と比べて、日本の英語教育では、英語に触れる量が圧倒的に少ないと言えるでしょう。
学校レベルだけで英語ができるようになるというのは、勉強を始める上で、良いモチベーションになると思いますが、いずれは学校レベルを超えていかないといけない時が来ることも頭に入れておくことが良いかもしれません。
繰り返し復習するというのは、多くの人がやっているのではないでしょうか?
筆者は、復習すること自体を否定しているわけではありません。
何がいけないのかというと、忘れる前に復習することはあまり意味がないと言っています。
なので、同じ単語を何度も書いたり、同じ文章を1度に何回も読むよりも、時間を空けて、忘れたころにテストしたりする方が、思い出そうと脳を使うことになるので、効果があります。
個人的に、文法の勉強は、英語を学ぶ目的に合わせて、どこまで丁寧に学ぶか決まってくると思います!
英会話ができるようになりたければ、文法にはあまり時間をかけず、話す練習に時間を多くかけた方が良いと思います。
しかし、TOEICなどの英語資格試験を目的として勉強するのであれば、文法は丁寧に学ぶべきです。
なので私は、文法の勉強法は目的に合わせて、どれくらい英文法の勉強に力を入れるかを決めるのがベストだと考えています。
毎日コツコツ勉強することは、良いことだと思ったのですが、筆者が言いたいのは、語学学習は長い期間コツコツ少しづつやるよりも、短期間で一気勉強した方が効果があるということです。
例えば、毎日少しずつ単語を覚えていくよりも、週に1回、一気に覚えた方が良いそうです。
週に1回だけと考えると、次の週には忘れてしまっていそうですが、脳が頑張って思い出そうとするので、記憶の定着率的にも良いそうです。
しかしこれは、平日にほとんど勉強時間が取れない人のためだと思います。
英語をマスターするのには、ある程度の時間が必要です。
英語をマスターするのには、最低でも2400時間かかると言われています。
もちろん生活している環境によって、変わってくると思うので、勉強のやり方は環境によって変えていくことがベストだと思います。
毎日継続することができないからという理由で、英語学習をあきらめなくても良いということだと思います!
・本当に効果がある勉強法とは?
ここまでは、多くの日本人が英語を苦手とする理由・英語学習に対しての誤解について、まとめてきました。
では、本当に効果のある勉強法は何なのでしょか?
Daigoさんは、『科学的に正しい英語勉強法』の中で、次の6つをあげています。
1、「想起」がメインの学習に変える
2、「交互学習」「分散学習」で脳に高負荷をかける
3、精緻化
4、インプットは準備作業を重視する
5、フィードバックのある教材を選ぶ
6、多読は「レクサイル指数」で自分のレベルを知ってから
(科学的に正しい英語勉強法)より
「想起」がメインの学習とは、思い出すことを多く勉強に取り入れるということです。
授業を受け続けるよりも、問題を解く時間を多くとった方が、効果があるということですね。
多くの参考書・問題集は、単元別に進んでいきます。
実際に、単元別に進んでいく方が勉強しやすいですし、復習するときにも、便利です。
しかし、問題を解くときは、色んな種類の問題をごちゃ混ぜにして解く方が効果があります。
→「交互学習」
ということは、単元別ではなく、色んな種類の問題がごちゃまぜになっているものを解く時間を多くとることによって、より身に着けることができますね!
分散学習とは、長時間にわたって同じことを勉強するのではなく、一つのことを短時間に分けて勉強することです。
例えば、15分間、英語をやったら、次の15分間は数学をやる、次の15分間は英語の勉強に戻るといった感じです。
この分散学習をやる目的は、忘れるための時間を作るためです。
英語学習で取り組むとしたら、1日中リスニングをやるのではなく、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングを繰り返していくのが良いと思います。
精緻化と聞くと難しく聞こえますが、要約と関連付けを行うことです。
要約とは、長い文章を自分なりに短くまとめることを言いますが、ここでは少し違った使いかたをします。
英文を和訳するときに、自分の言葉を使って行うことです。
例えば、
I didn't eat anything last night.
という文章があった時に、和訳すると、「私は昨日の夜、何も食べませんでした」となります。
しかし、普段からこんな感じで話すことは少ないですよね?
なので、この和訳を普段話しているように行います。
例えば、「昨日何も食べてないんだよね~」とか(笑)
こんな感じで、自分の言葉で和訳することによって、定着率が上がります。
「関連付け」は、新しい知識を自分が持っている知識と関連付けることです。
単語を覚える際に、その単語の意味だけで覚えるのではなく、フレーズや文章を使うことによって、自分の知っている単語と結び付けて覚えることによって、記憶の定着率が上がります。
これは、私がオススメしている単語の暗記法です(笑)
個人的には、和訳はあまりやらなくてもいいと思っています(笑)
インプットをもっと効果的に行うために、プレリーディング・プレライティングというテクニックがあります。
これは本を読む前に、自分が何について学ぶのか、この本は何について書かれているのかを意識することです。
そうすることによって、文章をスムーズに読むことができ、より理解することができるようになります。
なので、参考書を使う際は、勉強を始めるときに、自分はこの参考書を使って何を学ぶのか、何を学ぶことができるのかを、しっかり意識することによって、インプットをより効果的にすることができます。
自分が話した英語が正しいか、どこが間違っているかなど、自分の解答に対してフィードバックが返ってくる教材を使うことによって、英語学習の効果を上げることができます。
自分1人で勉強するよりも、先生からのフィードバックや、他者とのコミュニケーションがる方が、学習の効果が高くなります。
そういった意味では、英会話スクールやオンライン英会話は、アウトプットもできるため、とても良い学習環境と言えますね!
多読を英語学習の中に取り入れている方も多いと思います。
もちろん、多読も効果がある勉強法です。
しかし、それには条件があります。
それは、文章中の98%の単語を知っている場合のみです。
あまり難しい文章を読みまくったからといって、英語力が伸びるわけではないんですね。
なので、多読を行う前に、分がどれだけの語彙力があるのかを知る必要があります。
その時に役に立つのが、レクサイル指数というものです。
レクサイル指数とは、サンプルテキストを使って、自分の語彙レベルを測ることができます。
TOEICを受けたことがある方であれば、リーディングスコアから、レクサイル指数を出すことができます。
また、アマゾンではレクサイル指数を使って洋書を探すことができるので、ぜひ試してみください!
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まとめ
『科学的に正しい英語勉強法」の紹介は以上です!
私が紹介したこと以外にも、最強の学習法「ディクトグロス」や、恥ずかしい体験をした方が知識は身に着きやすいなど、色んなことが紹介されています。
英語勉強法には、たくさんの方法があります。
また、人によって効果のある勉強法が違います。
『科学的に正しい英語勉強法』では、性格別にオススメの英語勉強法が紹介されています。
機になる方は、ぜひチェックしてみて下さい!
というわけで今回はここら辺で終わりにしたいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
では皆さん、一緒に勉強頑張っていきましょう!!!
Twitter:@TToeic990