どーもー、タケシです!
今回は、門田修平さん著の『外国語を話せるようになるしくみ』を紹介していきます!
『外国語を話せるようになるしくみ』では、タイトル通り、外国語を話せるようになるしくみが解説されているとともに、なぜシャドーイングがスピーキング上達に役立つのかについて、実際の実験データや科学的根拠をもとに詳しく解説されています。
また、最後には科学的に効果のある、シャドーイング法が紹介されています。
今回は、外国語を話せるようになるしくみとシャドーイングがスピーキング上達に役立つ理由を、『外国語を話せるようになるしくみ』に書かれていたことをもとに、ざっくりと紹介していきます!
ちなみに、すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、シャドーイングとは音声の後に英文を見ずに後に続いて発音するという勉強法です!
シャドーイングのやり方について、私にブログでも詳しく紹介しているので、シャドーイングを初めて聞いた、やり方がいまいちわからないという方は、こちらから読んでください!
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外国語が話せるようになるしくみとは?
シャドーイングがなぜ、スピーキング向上に効果があるのかについて知る前に、まずは外国語が話せるようになるメカニズムについて知っておく必要があります。
『外国語を話せるようになるしくみ』では、外国語が話せるようになるポイントとして、次の4点が挙げられています。
①インプット処理
②プラクティス
③アウトプット産出
④モニタリング
外国語を習得するために、まず必要なのはインプットです!
単語や文法などの知識を知っていないと、話すことができませんね笑
多くの人が単語帳や文法書、英語の文章などを使ってインプットをしていると思います。
次にプラクティスなのですが、これはインプットしたものをアウトプットする前のリハーサルのようなイメージです。
実際に覚えた単語や文法を使って話そうとする時、インプットした知識を頭の中で検索しながら取り出して使っています。
プラクティスは、インプットで得た知識を頭の中で検索して取り出すという一連の流れをより自動的に行うことができるようにすることに役立ちます。
文面だけでは難しいですね笑
簡単な例を挙げると音読です。
繰り返し音読をしていると、だんだんと英文で使われている単語や表現が身についていきます。
その身についた単語や表現が、実際に英語を話しているときに使えるようになる過程のことです。
そのため、プラクティスはインプットとアウトプットを結ぶ役割をしています。
③アウトプット産出なのですが、これは皆さんも重要だということはご存知なのではないでしょうか?
よく日本語の英語教育は、インプットばかりに重点を置きすぎていて、アウトプットが不足しているため、いつまでたっても英語を話せるようにはならないと言われています。
実際に覚えた単語や文法も、実際に話す練習をしないことには、話せるようになりません。
最後はモニタリングです。
これは自分の学習状況を見直し、必要に応じて修正していくことです。
自分がどこができてどこができないのかを理解して修正していくことが、語学学習を進めていく上で大切です。
シャドーイングにはどんな効果があるのか?
本書ではシャドーイングを行うことによって、先ほどあげた外国語が話せるようになるための4つのポイントを全て促進することができると解説しています。
まずシャドーイングによって得られるインプット効果は、私たちが第一言語を取得する時と同じだと考えられます。
私たちは、親などの周りに人たちが発している言葉を真似て言語を覚えていきます。
これと同じことをシャドーイングでも行っています。
聞こえてきた音声を真似するという練習は、第一言語を取得するのと同じような効果があるのです。
次にプラクティス効果についてです。
シャドーイングは、実際に声に出して何度も発音することになります。
繰り返し声に出して発音することによって、その文に含まれている単語や文法、構文などを知識として定着させることができます。
さらに繰り返し行うことにより、第一言語と同じように意識しなくても使えるような知識として定着させることができます。
これはダンスや楽器の演奏などを例にとるとわかりやすいですね。
最初は、いちいち意識しながら練習していたものが、何度も繰り返していくうちに、自然と意識しなくてもできるようになります。
次にアウトプットについてです。
言語を話すときは、自分が話そうとしている内容を頭に浮かべ、それを言語化し、実際に声に出すというプロセスをたどっています。
シャドーイングにはこれらのうち、言語化と声に出すトレーニングになります。
音声の後に続いて真似しているだけでは、本当に効果があるのかと思う方もいらっしゃると思います。
もちろん、ただ音声を真似している段階では効果が薄いでしょう。
しかし、そこから真似している英文の意味についても理解しながらシャドーイングを行えるようになったとき、言語化についても効果があります。
内容を想像しながらシャドーイングすることによって、内容を言語化することを模擬的に体感することができます。
最後にモニタリングについてです。
シャドーイングでは聞こえてきた音声を真似して声に出すのと同時並行で、自分の声を聞くことができます。
そのため、自分がどこが上手く再現できていないのか、順調に学習が進んでいるのかを把握することができます。
シャドーイングをしながらでは自分の声がよく聞こえないという場合は、自分の声をスマホやレコーダーに録音して、あとで聞き返すという方法が役に立ちます。
まとめ
『外国語を話せるようになるしくみ』の紹介は以上です!
シャドーイングは、スピーキング力だけでなく、リスニングの上達にも役立ちます。
理由は、自分で発音できる音は正確に聞き取ることができるからです。
そのためシャドーイングは、英語で会話をするために必要な、リスニング力とスピーキング力をアップさせるのに役立つ、最強の勉強法だと言うことができます。
もちろん、スピーキングに関してては、シャドーイングだけでなく、実際にアウトプット(英語を話す練習)が必要ですが、シャドーイングはアウトプットをよりやりやすくしてくれます。
本書では、この記事の最初でも書いた通り、科学的なデータや実際に行われた実験をもとにより詳しく解説されています。
また、シャドーイングを行う注意点や効果的な勉強法についても紹介しているので、興味がありましたらぜひ読んでみてください!
私のブログでは、効果的なシャドーイングのやり方や、シャドーイングを続けているのに効果が出ないといった悩みをお持ちの方に役立つ記事を書いています。
よろしければ、こちらも読んでください!
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というわけで今回は、ここら辺で終わりにしたいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
ではみなさん、一緒に勉強頑張っていきましょう!!!
Twitter:@TToeic990