第二言語習得(SLA)

英語は若くないと習得できないのか?第二言語習得論の観点から見て。

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「英語は若いうちにやっておいた方が良い。」

「若いうちでないと、英語は話せるようにならない。」

 

このようなことは、よく言われていることだと思います。

実際に私の親はよく言っていました笑

しかし、本当に英語は若い人ではないと習得できないのでしょうか?

また、子供の頃から英語に触れていないと話せるようにならないのでしょうか?

この考え方は、何を対象とするか、基準とするかによって答えが変わってきます。

というわけで今回は、「英語は若くないと習得できないのか?」、また「大人が英語を習得するためには?」について、第二言語習得論を元にお話ししていきます。

 

若くないと英語は習得できないのか?

 

言語を完全に習得する能力は、人生の初期段階、特に12〜13歳あたりまでしか機能せず、その後は言語を習得できる確率が下がってしまう、または不可能である考えがあります。

これは臨界期仮説と言われるものです。

言語習得において、この臨界期仮説があるのかどうかについては、学者の中で様々な意見が分かれています。

年齢が言語学習に大きな影響を与えることは間違えないだろうという考えが主流であり、特にネイティブと同レベルの発音は、5歳くらいまで(諸説あります)しか身につけることができないと考えられています

しかし、その他の語彙や文法などは、たとえ若いうちから出なくとも、十分習得することができます。

もちろん、年齢や個人によって、記憶力の差はありますが、何歳から英語学習を始めたとしても、語彙や文法は十分身につけることができます。

そのため、英語は若い時にしか習得できないことはないんです!

もちろんネイティブと全く同じレベルの英語力を身につけることは、かなり難しいです。

不可能かもしれません。

しかし、ネイティブの方と会話ができる、英語を使って仕事をすることができるレベルまで英語力を伸ばすことは可能です。

もちろん、学習を早く始めた方が、その分英語ができるようになるのは早いので、早ければ早いほど良いです。

ここで一番お伝えしたいのは、「何歳から英語学習を始めたとしても、英語を習得することは可能!」だということです。

実際に、30代40代から英語学習を始めて、英語を話せるようになったという体験はいくつもあります。

 

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大人は子供と同じような学習法でいいのか?

 

子供は、周りの友達や先生などと会話をしたり遊んだりする中で、自然と英語を身につけている、子供は文法を覚えたりしないから、大人もわざわざ文法などを学ばなくても、聞いたり話したりすれば身に付くはずだと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

残念ながら、母語がしっかりと出来上がってしまった大人が子供と同じ方法で英語を習得することはできません。

大人が子供と同じように英語習得をしようとしたら非効率的です。

大人の場合は、母語がしっかりと身についているからこそ、それを利用して効率的に勉強する方法があります。

また、子供とは違い、大人が英語を習得する時に、最も最適なルートも第二言語習得ではわかっています。

 

 

大人はどうやって英語を学ぶべき?

 

大人の場合は、しっかり日本語を理解する力が身についているので、まずは日本語を使って、基本的な単語や文法を理解していくことが効率が良いとされています。

単語や文法の知識がない状態では、読んだり聞いたりするどころか、当然話すことも書くこともできません。

そのため、まずは基本的な単語や文法を学んでいくことが必要です。

単語や文法の基礎が固まってきたら、リスニング・リーディングの勉強を行なっていくのが良いです。

「英語は話すことが大切」「話す練習をたくさんすれば話せるようになる」ということをよく目にしますが、実はリスニング・リーディングができていない状態で行うのは非効率的なんです。

聞いたり読んだりしてもわからないものを話すことはできないですよね?

リスニング・リーディングによるインプットが不足している段階で、無理にスピーキングを頑張ってしまうと、非常に限られた知識から話そうとするため、間違った単語の使い方や、日本語を援用してしまうことで間違った発音が定着してしまったりしてしまうため、後で修正することが難しくなってしまいます。

そのため、まずは焦らず、語彙・文法の基礎から固め、リスニング・リーディング力をある程度つけた後に、スピーキング・ライティングに移るのが効率的です。

では、どこまでリスニング力・リーディング力を高めれば、スピーキング・ライティングを始めていいのか?

この線引きは難しいのですし、はっきりとした基準はわかりません笑

個人的にはTOEIC800点くらい取れた段階で、スピーキング・ライティングを始めると良いのではないかと考えています。

しかし、いきなりスピーキングやライティングなどのアウトプットだけに集中するのではなく、リスニングやリーディングなどのインプットは引き続き、続けていくべきです。

アウトプットをしている時は「自分は分詞を使って文を作るのが苦手だな」と気づきを得ることができます。

この気づきを得るということがとても大切です。

この気づきがあるおかげで、その点を意識しながらインプットを行うことができるので、非常に学習効率が高くなります。

 

インプットとアウトプットの比率は、上級者の方であっても、7(インプット):3(アウトプット)くらいが最適であると考えられています。

そのため、アウトプット練習を始めた段階では、9.5(インプット):0.5(アウトプット)から初めていき、成長に合わせて、だんだんとアウトプットの比率を上げていくのが理想です。

 

とここまで、大人はどうやって英語を学んでいけばいいのか?について書いていきましたが、それぞれの具体的な方法についてはまだ紹介していなかったですね。

具体的な勉強法をこの記事だけで紹介してしまうと、とてつもない長さになってしまうため、それぞれ個別の記事にして紹介していきます笑

 

 

参考文献

この記事を書くのにあたって、参考にした書籍です。

 

英語学習のメカニズム

最速最短!英語学習マップ

科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!

 

※書籍名をタッチすると、アマゾンのページに飛びます。

もし興味がありましたら、ぜひ読んでみてください!

 

 

というわけで今回は、ここら辺で終わりにしたいと思います!

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

では皆さん、一緒に勉強頑張っていきましょう!!!

 

 

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